簡易集塵機

エアーブロー作業が品質を左右する大事な行程です。


弊社簡易集塵パスボックスはスペーシ組立パイプとプラ段でできています。前面はアクリルの板ですがアクリルの下に 外部空気流入を防ぐビニールのスカートが付きます。ここからワークの出し入れと作業を行います、 外部との遮蔽がされた空間でのエアーブロー作業をここで行います。

エアーブローによって一時的に内部の浮遊塵は増えますが、ただちに作業者前方にある集塵ダクトに吸い取られます。
ひとつのFFUと2か所の吸気口が存在しています。
とにかくゴミを持ち込まないこと、取り除いておくことが非常に大事です!


FFU(100%)=クリーンブース内吸気口(90%)+パスボックス(10%)
上記式からクリーンブースパスボックスを網羅する空間では圧力差が無いため、基本的には外部からの空気の 流入は無く、クリーンブースから流れ込む余剰空気によって埃もFFUに吸い上げられます。



パスボックス単体でどのくらいのゴミを吸い込んでいくものか計ってみたデータです。

測定時間 測定粒形5μm
エアーブロ直後 490900
1分後 191200
5分後 42300
10分後 11100

このデータはパスボックス内でエアーブローにより大量の埃を巻き上げて自然落下の度合いをまず見てみました。
自然落下ですと、10分程度では落ち着きませんでした!
やはり集塵の必要性があることが分かります。


FFUに接続して計ってみました。
測定時間 測定粒形5μm
エアーブロ直後 67900
10秒後 34900
30秒後 10200
60秒後 6000

パスボックス内を集塵する効果があることが分かります。
ただし、この時間表示はパーティクルカウンターのセット時間などもありあまり正確ではないかも しれませんが、1分後程度では落ち着いているとは言えません、効果は間違いありません。


結果:

集塵機能のあるパスボックスは必要だが作業基準を明確にする必要がある。


考察:
1、パスボックス内にエアーブローを修了した物を放置してはいけない。エアーブロー終了後はただちにブース内に移す。
2、エアー圧を少なめにした方が良いので、イオンエアーブロー前段にレギュレーターを必ず取り付ける。
適時調整が必要だが今回の実験では2kgf/平方cm〜3kgf/平方cm位が良いのではないかと感じた。
3、イオンエアーブローは必須です。


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